キリスト教一致祈祷週間
カトリック教会はキリスト教諸教会とともに、毎年1月18日から25日までをキリスト教一致祈祷週間と定め、様々な行事を行います。
キリスト教諸教会の間で毎年1月18日から25日に定められている「一致祈禱週間」は、このことを強く意識する機会となるでしょう。この一致祈禱週間のために、教皇庁キリスト教一致推進評議会と世界教会協議会は1968年以来、毎年テーマを決め、「礼拝式文」と「8日間のための聖書と祈り」を作成しています。日本ではカトリック中央協議会と日本キリスト教協議会が共同で翻訳し、小冊子を発行しています。(中央協議会ホームページ)
今年のテーマは「わたしの愛にとどまりなさい。そうすれば、あなたがたは豊かに実を結ぶ。」(ヨハネ15・5-9参照)で、一週間かけてヨハネの福音書15章1節-17節までを黙想します(「2021年 キリスト教一致祈祷週刊」小冊子より)。今年は諸宗派との集いに参加するのは難しいかもしれませんが、同じテキストを使って黙想する全世界のキリスト教諸宗派の人々と心を合わせ、この一週間を過ごしていただけたらと思います。
第 1 日: 神によって召される「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」(ヨハネ 15・16a)
第 2 日: 内的に成熟する「わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている」(ヨハネ 15・4a)
第 3 日: 一つのからだを形づくる「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」(ヨハネ 15・12a)
第 4 日: ともに祈る「もはや、わたしはあなたがたをしもべとは呼ばない。わたしはあなたがたを友と呼ぶ」(ヨハネ 15・15)
第 5 日: みことばによって変えていただく「わたしの話したことばによって、あなたがたはすでに清くなっている」(ヨハネ 15・3)
第 6 日: 他者を受け入れる「あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るように」(ヨハネ 15・16b)
第 7 日: 一致のうちに成長する「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である」(ヨハネ 15・5a)
第 8 日: すべての被造物と和解する「わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためである」(ヨハネ 15・11)
Santo Niño
フィリピンでは毎年1月の第3日曜日にセブ島のSanto Niño(幼子イエス)像に関連した大きなお祝いが行われます。この像は16世紀にマゼランが贈ったもので、この像にまつわる様々な奇跡があったとのこと。詳しくは女子パウロ会のホームページをご覧下さい。フィリピン出身の皆様、Santo Niñoおめでとうございます。今朝のミサでフィリピンの皆様に心を合わせてミサを捧げました。幼子イエスの祝福によって私たちが出身などにとらわれず兄弟姉妹として信仰の道を歩んでいくことができますように。
Happy feast of Santo Niño! During today’s mass, I prayed for abundant blessings of Santo Niño de Cebu. May we be united as brothers and sisters of Santo Niño wherever we are, whichever our origins are.