横手教会公式訪問

本日は秋田県の横手教会を公式訪問いたしました。コロナ禍やスケジュールの都合で、司教叙階後まだ訪問できていなかった横手教会、ついに共同体の皆様に会うことができました!

かまくら祭りや横手やきそばが有名な横手市は、秋田県の中央から少し南の豪雪地帯にあります。冬になると、教会や信徒会館は一階の天井あたりまで雪が積もるので、併設されている横手マリア保育園の屋外遊具なども全部雪囲いするのだそうです。

横手教会では、コロナ禍の間ミサを2回に分けて行っていましたが、今日は9:30から予約制にして、25名ほどの共同体の皆様と一回だけミサを行いました。秋田から神言会の傍島助祭も駆けつけてくださり、主任司祭のクジュール神父様とともにミサを捧げ、その後、記念撮影、それから私の方から自己紹介をし、皆様から横手教会について教えていただきました。

教区の多くの教会と同じように、横手教会もまた国際的な共同体です。25年ほど前に日本に来られたフィリピンの方々、実習生として最近来られたフィリピン、ベトナムの方々などがおられました。意見交換から、横手教会が、家庭的で、新しく来た人を温かく迎える共同体だということ、教会が心のよりどころとなっていること、小さな共同体なので、皆で協力して活動を進めていることなどが伝わってきました。

その後は、場所を信徒会館に移して小教区評議会の皆さんとの意見交換。評議会の役割について教えていただき、教会の課題や希望について教えていただきました。コロナ禍で活動が止まっていることも多くありますが、それでも、新しいミサ式文と、ミサ前後の祈りにふりがなを付けて一つの小冊子にまとめたものを独自に作成するなど、様々な背景を持った信徒の共同体がともに歩んでいくために頑張っておられます。

皆さんでともに喜びをわかちあったひとときでした。ありがとうございました。

成井大介司教