2020年11月2日
カトリック新潟教区の皆様
新型コロナウイルス感染症対策について
新潟教区司教 パウロ成井大介
主の平和
新潟教区では、5月15日付けで菊地大司教様が出された「教会活動の再開に向けて」に従い、新型コロナウイルス感染症対策を実施してきました。厳しい社会状況にあって、霊的な基盤であるミサへの参加すら自由にできないのは大変苦しいことですが、教会共同体として互いを大切にして行動して下さっていることに心より感謝申し上げます。
季節が変わり、また違った対応が求められるようになりました。基本は「自分の身を守り、また自分が感染者である可能性があることも忘れずに人を守る」という姿勢ですが、特に以下の点についてご配慮下さるようお願いします。なお、小教区によって状況が違いますので、それぞれの小教区で状況に応じて適切に判断、対応して下さるようお願いします。
暗闇の中、宿も無く生まれてきた救い主によってもたらされた希望の光を、私たちもこの困難な時にあって、それぞれの地域で協力と工夫のうちに周りの人に示していくことができますように。
ミサや集会への参加について
- 密集・密接・密閉を避け、マスクの着用、手指消毒を行って下さい。
- 聖堂その他の教会の施設内では互いに1.5から2メートルほどの距離を保ってください。たとえばミサを聖堂で行う時にこの距離を保てない場合、より広い部屋でミサを行う、またはミサの回数を増やすなどの対応をお願いします。なお現在同居している方々は、一緒に着席して結構です。
- ミサを含む室内での集会では、換気を行って下さい。冬の間は暖房の関係で換気が困難になることが予想されますが、少しでも空気が入れ替わるよう工夫して下さい。
- ミサなどの集会において歌を歌うときは、会衆から距離を保った場所からの独唱や聖歌隊の歌唱にするなど、工夫して行って下さい。会衆席の全員で聖歌を歌うことはお控え下さい。
- ゆるしの秘跡は、狭い告解部屋で行うのでは無く、密集・密接・密閉にならない環境で行うようにして下さい。
- 献金は献金袋を回すのでは無く、固定された献金箱に各々が入れるようにするなどの工夫をお願いします。
- 聖体拝領は手で受け、舌での拝領は避けて下さい。
- 聖水盤は、使用を控えてください。
- 椅子やドアノブなどの殺菌を実施して下さい。
- 年齢による参加制限は行いません。しかし、高齢者、持病のある方、健康に不安のある方は、命を守ることを最優先にして行動して下さるようお願いします。こうした理由で主日のミサを欠席される場合、その義務を免除いたします。
- 熱や咳、のどの痛み、味覚や嗅覚が無くなるなどの症状がある方は、参加を控えて下さい。主日のミサに与る義務を免除いたします。
- ミサなど、人が集まる集会では、参加者の名前と連絡先を記録に残し、万が一の時に備えるようにして下さい。情報の取り扱いについては十分注意し、後日破棄して下さい。
- 判断に迷う事柄については教区事務局にご相談下さい。
クリスマスなど、大勢の人が集まる行事について
クリスマスは通常よりも多くの人がミサに参加されるものと思われます。地域に開かれて、宣教をするとても良い機会だと思いますが、現在の状況では密になる状況でクリスマスミサを実施するわけにはいきません。そこで、以下の点について注意して下さるようお願いします。
- 上記、「ミサや集会への参加について」に沿って計画をして下さい。
- もし大勢の方の参加が予想され、「ミサや集会への参加について」の諸項目を実施できない場合、ミサの回数を増やしたり、一般の方の参加制限をするなどして参加人数を調整して下さい。参加制限をする場合、その内容を一般に向けてお知らせ下さい。各教会の対応について教区のホームページにも掲載していきますので、対応が決まりましたら教区事務局までお知らせ下さい。
- 新潟教会の主の降誕夜半のミサをビデオ配信いたします。これについてはまた後日詳細をお知らせし、教区のホームページにも掲載いたします。