新潟教区における新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について

2021年5月13日

カトリック新潟教区の皆様

新潟教区における新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について

カトリック新潟教区司教
パウロ 成井大介

 新型コロナウイルス感染症は未だ各地で猛威を振るっています。教会においても様々な制約がありますが、皆様の協力によって活動を続けることができていることに感謝申し上げます。

 さて、この2ヶ月ほど、新潟教区3県においても新型コロナウイルスの感染が拡大する傾向にあります。全県レベルでの特別警報はこれまでありませんでしたが、山形市、新潟市、鶴岡市、秋田市、長岡市などの自治体で、特別な警報や要請が出されて来ました。これまでのところ、市外や県外との往来自粛、飲食を伴う会合の自粛、飲食店の営業時間短縮などがこれらの警報や要請の内容となっており、ミサなどの一般的な集会は基本的な対策を取ってさえいれば開催可能です。しかし、もし地域の事情で公開のミサを中止する必要がある場合には、小教区として中止を決定し、その旨教区事務局まで伝えてくださるようお願いします。

 なお、感染力が強く、若年層も重症化しやすい変異ウイルスによる感染が激増しています。教会活動を継続するにあたっては、2021年1月8日付けでお知らせした基本的な対策をしっかり行ってください。あたたかくなってきましたので、ドアや窓を大きく開けて換気をしてくださるようお願いします。これからも祈りと協力のうちにキリストに呼び集められた共同体として活動を続けて参りましょう。

以上

2021年1月8日付けの対策

  1. 密集・密接・密閉を避け、マスクの着用、手指消毒を行って下さい。
  2. 聖堂その他の教会の施設内では互いに 1.5 から 2 メートルほどの距離を保ってください。たとえばミサを聖堂で行う時にこの距離を保てない場合、より広い部屋でミサを行う、またはミサの回数を増やすなどの対応をお願いします。なお現在同居している方々は、一緒に着席して結構です。
  3. ミサを含む室内での集会では、換気を行って下さい。冬の間は暖房の関係で換気が困難になることが予想されますが、少しでも空気が入れ替わるよう工夫して下さい。
  4. ミサなどの集会において歌を歌うときは、会衆から距離を保った場所からの独唱や聖歌隊の歌唱にするなど、工夫して行って下さい。会衆席の全員で聖歌を歌うことはお控え下さい。
  5. ゆるしの秘跡は、狭い告解部屋で行うのでは無く、密集・密接・密閉にならない環境で行うようにして下さい。
  6. 献金は献金袋を回すのでは無く、固定された献金箱に各々が入れるようにするなどの工夫をお願いします。
  7. 聖体拝領は手で受け、舌での拝領は避けて下さい。
  8. 聖水盤は、使用を控えてください。
  9. 椅子やドアノブなどの殺菌を実施して下さい。
  10. 年齢による参加制限は行いません。しかし、高齢者、持病のある方、健康に不安のある方は、命を守ることを最優先にして行動して下さるようお願いします。
  11. 熱や咳、のどの痛み、味覚や嗅覚が無くなるなどの症状がある方は、参加を控えて下さい。
  12. ミサなど、人が集まる集会では、参加者の名前と連絡先を記録に残し、万が一の時に備えるようにして下さい。情報の取り扱いについては十分注意し、後日破棄して下さい。
  13. 濃厚接触に該当するような行為、例えば握手や近距離での長時間の会話は避けて下さい。
  14. 当面の間、飲食をともなう会合は自粛して下さい。
  15. 主日のミサにあずかる義務をすべての信徒の方を対象に免除します。いのちを守ることを最優先に行動して下さい。
  16. 判断に迷う事柄については教区事務局にご相談下さい。

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メッセージ・2021年1月8日付けの対策