本日は山形県の新庄教会を訪問しました。山形市から国道13号線を北に1時間ほどの距離の船形町にあるこの教会は、フィリピン人信徒が中心となって2010年に設立され、最近はベトナムの信徒も増えてきました。
今日は午前中に小教区評議会の皆さんから教会共同体について教えていただき、午後2時から、スリ・ワルヨ神父様と30人ほどの信徒の皆さんとミサ、ミサ後には司教として大切にしたいことをお話しし、その後意見交換をいたしました。ミサには山形教会からも数名の方が参加され、オタワ愛徳修道女会のシスターもお二人参加してくださいました。第一朗読は英語、第2朗読はベトナム語で読まれ、それ以外は日本語で行われました。90%の参加者が海外出身者のミサで日本語が共通語というのは、かえって新鮮ですね。来日して20年、30年が経ち、子どもたちも独立していった世代のフィリピン出身の信徒、実習生で来日したばかりのベトナム出身の信徒、そして数少ない日本人信徒が、文化や言葉の違いがありつつもともに集い、協力して共同体として歩む、その道のりそのものが福音だと感じました。
昨年、教会設立10周年を祝った新庄教会共同体が、これからの新しい10年を、地域に福音を証しする宣教共同体として歩み続けていけますようにお祈りしています。