青山教会小教区創立50周年

今日は青山教会の小教区創立50周年記念ミサが行われました。大勢の信徒が参加し、これまでの歩みの上に注がれた神の恵みと導きに感謝し、司祭、修道者、様々な地域の団体、多くの人々とともに福音を分かち合ってきたことを思い起こし、これからの歩みの上に祝福を願いました。

新潟市西区の青山における教会活動は、1932年、アントン・チェスカ知牧区長が設立した、結核患者の療養と社会復帰のための施設、有明静養舎ベタニアの家とともに始まりました。1941年にはこの施設は聖園静養舎と名前が変わり、聖心愛子会、後の聖心の布教姉妹会がその施設で働き始めました。この時、青山の地にはじめて御聖体が安置されました。今からちょうど80年前のことです。1957年、修道院の聖堂が完成し、信徒も修道院でのミサに集まるようになっていきます。そして、1971年に小教区としてカトリック青山教会が創立されました。現在の聖堂が建てられたのは1983年で、信徒の皆さんの大変な熱意によって実現した聖堂建築だったと言うことです。

すでに教区のホームページで何度か書きましたが、青山教会の母なる修道院とも言える聖心の布教姉妹会新潟病院修道院は、今年の3月に閉鎖されました。寂しい、残念、という声が聞こえますが、教会が50周年を迎える時まで寄り添い、その成長を見届けて、また新たな宣教に行かれた。青山での宣教は小教区に託された。そういうことなのだと思います。

青山教会の聖堂の祭壇の上には、修道院閉鎖の後譲り受けた十字架のイエス像が据えられました。また、ホールの壁には、やはり修道院の聖堂にあった十字架の道行きがかけられました。50周年を記念するのに相応しいシンボルになったと思います。青山教会の皆様、50周年本当におめでとうございました。これからの一歩一歩の歩みの上にたくさんの祝福がありますように。