2021年9月30日
カトリック新潟教区の皆様
新潟教区における新型コロナウイルス感染症への対応について
カトリック新潟教区司教
パウロ 成井大介
新型コロナウイルス感染症に新たに感染する方が減少し、また病床使用率などの指標が日本全国で低くなってきています。これに伴い、日本政府は9月30日で全都道府県において、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を解除することを発表しました。新潟教区3県においては県によって対応が異なるものの、警戒しつつ徐々に規制を緩和する方向にあります。
新潟教区としても8月23日付けで特にお願いした対策を9月30日をもって終了し、以前のように2021年1月8日付けの基本的な対策をそれぞれの教会の状況にあわせて守っていただく形に戻ることにいたします。今後もこの感染症に配慮した社会生活が続くと言われています。教会としても、自分自身と周りの人々を守りながら、福音を生きる共同体として歩みを進めて参りましょう。皆様のご協力に感謝いたします。
職場や家庭における様々な理由から、今もミサに参加できない方々がおられます。どうか皆様、わたしたちが主における共同体として互いにつながっていることを大切にし、祈り合い、工夫して支え合っていきましょう。また、助けが必要な人のためにできることをしていきましょう。
2021年1月8日付けの対策
- 密集・密接・密閉を避け、マスクの着用、手指消毒を行って下さい。
- 聖堂その他の教会の施設内では互いに5から2メートルほどの距離を保ってください。たとえばミサを聖堂で行う時にこの距離を保てない場合、より広い部屋でミサを行う、またはミサの回数を増やすなどの対応をお願いします。なお現在同居している方々は、一緒に着席して結構です。
- ミサを含む室内での集会では、換気を行って下さい。冬の間は暖房の関係で換気が困難になることが予想されますが、少しでも空気が入れ替わるよう工夫して下さい。
- ミサなどの集会において歌を歌うときは、会衆から距離を保った場所からの独唱や聖歌隊の歌唱にするなど、工夫して行って下さい。会衆席の全員で聖歌を歌うことはお控え下さい。
- ゆるしの秘跡は、狭い告解部屋で行うのでは無く、密集・密接・密閉にならない環境で行うようにして下さい。
- 献金は献金袋を回すのでは無く、固定された献金箱に各々が入れるようにするなどの工夫をお願いします。
- 聖体拝領は手で受け、舌での拝領は避けて下さい。
- 聖水盤は、使用を控えてください。
- 椅子やドアノブなどの殺菌を実施して下さい。
- 年齢による参加制限は行いません。しかし、高齢者、持病のある方、健康に不安のある方は、命を守ることを最優先にして行動して下さるようお願いします。
- 熱や咳、のどの痛み、味覚や嗅覚が無くなるなどの症状がある方は、参加を控えて下さい。
- ミサなど、人が集まる集会では、参加者の名前と連絡先を記録に残し、万が一の時に備えるようにして下さい。情報の取り扱いについては十分注意し、後日破棄して下さい。
- 濃厚接触に該当するような行為、例えば握手や近距離での長時間の会話は避けて下さい。
- 当面の間、飲食をともなう会合は自粛して下さい。
- 主日のミサにあずかる義務をすべての信徒の方を対象に免除します。いのちを守ることを最優先に行動して下さい。
- 判断に迷う事柄については教区事務局にご相談下さい。
これ以外にも、日本カトリック司教協議会の「感染症流行下における秘跡・典礼挙行のガイドライン」を参考にしてください。
https://www.cbcj.catholic.jp/2020/11/09/21446/