本日は新潟県中越にある見附教会を公式訪問いたしました。見附教会の敷地には見附天使幼稚園、また新潟カリタス会の愛児園、乳児園が併設されており、地域の、特に子どもたちの教育と福祉のための拠点になっています。

見附教会の主任司祭は田中丈夫神父様で、日本、フィリピン、ベトナムの皆さんで国際色豊かな共同体を形成しています。フィリピン出身の信徒の中には、30年前に日本に来た方もいれば、技能実習生で来ておられる方もおられ、バラエティー豊かです。

見附教会では毎週日曜日のミサで、第2朗読を英語で、主の祈りを日本語とタガログ語で、平和の賛歌を日本語と英語で行っており、一つの共同体を作るために工夫を凝らしています。今日は福音朗読も日本語と英語、説教も日本語と英語で行いました。

ミサの後は信徒の皆さんと懇談の時間を持ち、私の方からはシノドスの歩みを通してともに歩む共同体として成長していくことについてお話しし、それから信徒の皆さんと意見交換をしました。教会を訪問する度に感じることですが、司教が訪問して意見交換の時間を持つということは、司教と話すということ以上に、信徒の皆さんが普段考えていながら中々口に出して話す時が無い事柄を分かち合う良い機会になりますね。ぜひこれをきっかけに普段から分かち合いの場を持っていただけたらと願っています。今日の懇談はすべての発言を日本語と英語に翻訳したので時間がかかりましたが、とても良い時間になったと思います。

その後は小教区評議員の皆さんとお話し。教会共同体の組織や、課題などについて意見を交換しました。豊かな時間を共に出来たことに感謝いたします。

成井大介司教