ルイス甘粕右衛門と52福者殉教者

今日はルイス甘粕右衛門と52福者殉教者が殉教した記念日です。1629年1月12日、山形県米沢市の北山原で43人、糠山(南原)で7人、花沢で3人が斬首により殉教しました。司祭や修道者は含まれておらず、全員が信徒でした。

宣教師によって伝えられた信仰を信じ、実践し、伝えた彼ら、彼女らは、その困難にある人々への慈善の業によって人々から尊敬されました。わたしたちもまた、日々のありふれた生活の中で、自分に伝えられた信仰を証し困難にある人に寄り添って生きていくことが出来ますように。以下は、2008年に新潟教区で実施された殉教者特別年に出された祈りです。

 

新潟教区殉教者特別年の祈り

すべての人の命の与え主である父よ、
ペトロ岐部と一八七殉教者の列福にあたり、感謝して祈ります。

殉教者たちは主キリストへの愛を生き抜くため、
この世の苦しみや労苦にも屈せずその身をもって福音の証となり、
殉教の死を遂げられました。

またあなたは新潟教区の信仰の模範として、米沢の地にルイス甘粕右衛門を始め五三名の信仰のあかし人を与えてくださいました。

命も信仰もあなたから頂いたもの。

あなたの慈しみ深い計らいに感謝いたします。

この地にあって不屈の精神で信仰を守り、
その生き方を通じて多くの人から尊敬を受けた米沢の殉教者たちが
生涯をかけて証しした福音を、
今の時代に同じように伝えていく使命が私たちに託されています。

かりそめの豊かさに満足する現代社会にあって
殉教者にならい福音を証しできるように、勇気と力を与えてください。

新潟教区に住むすべての人に、キリストの福音をもたらすことができるように、聖霊の助けをもって導いてください。

私たちの主イエス・キリストによって。

アーメン。