新津教会公式訪問

本日は新発田地区、新津教会の公式訪問が行われました。新発田地区は新潟市周辺で比較的最近まで神言会が司牧を担当した教会が所属していますが、新津教会はその中でも一番最後まで神言会が司牧を継続した小教区です。

教会の敷地内にはこども園が併設されています。昨年の春、幼稚園から幼保連携型認定こども園に移行し、園庭を挟んで新たな園舎が増築されました。

連日のように新型コロナウイルス感染者が過去最高人数を記録する中の訪問となりましたが、感染対策をしっかりした上で、通常通りの参加者でミサや対話を行うことができました。皆様の準備に感謝です。

今日は、祖父母と高齢者のための世界祈願日でしたので、ミサに参加できなかった高齢の方を心に留め、ともにお祈りしました。高齢化はどこの教会共同体でも問題となっていますが、教皇様のメッセージにもあるように、高齢者は「いのちを豊かに与えてくださる神のいつくしみの生きたしるしです」。長寿を恵みとして受け止めつつ、特にコロナ禍において教会に来ることが難しい高齢者の皆様とどのようにともに歩んでいくことができるのか、工夫して取り組んでいっていただきたいとお話ししました。

ミサの後、共同体の皆様と意見交換をし、その後役員会の皆様から新津教会の課題について教えていただきました。特に、地区割りの見直しについて、また若い世代が仕事などのために教会に来れないことについて、意見交換しました。新発田地区では、多くの教会の信徒が連携、協力して活動していたこと、新津教会は行事が多く、幼稚園の先生方も招いて集う機会が多かったことなど教えていただきましたが、何をするにしてもコロナ禍が壁となります。なんとか工夫をして、できることから再開していけたらと話しました。

天気にも恵まれた、うれしい交わりの日に感謝。

成井大介司教