本日午後、Zoomを使って新潟教区幼保法人代表者懇談会が行われました。新潟、山形、秋田で合計九つのカトリック教会から認定された法人が幼児教育、保育に取り組んでいますが、地理的に互いに離れていることから通常は互いのつながりはほとんどありません。今回、すべての法人から理事長や代表者が懇談会に参加しましたが、これは新潟教区としては初めての試みです。各法人からカトリック園としてのそれぞれの取り組みや、課題などが紹介され、互いに学び合う場となりました。
司祭や修道者が園長として関わる園が減っていく中、カトリック園としての特色を保ち、次の世代の教職員に伝えていくことはそう簡単なことではありません。しかし先生方は、子どもたちと共に祈ることを大切にし、一人一人を大切にする教育、保育を工夫して続けておられます。コロナ禍で神経を使うことが多い現場ですが、そんな中でこそ、普段からの、人を大切にするという園の特徴が輝いていると感じました。先生方には本当に頭が下がります。
今日の話の中で、園長としてではなく、チャプレンとして関わる司祭、修道者が増えているが、信徒も含めて、小教区として隣接する幼稚園、保育園に関わっていくことの大切さについて意見が出ました。できることはたくさんあると思いますが、一つの大切なことは子どものため、教職員のために祈ることだと思います。
今後、この緩やかなつながりが発展して行くことを願っています。改めて、カトリック幼児教育、保育施設において働く皆様に感謝いたします。
成井大介司教