本日は秋田県由利本荘市の本荘教会を訪問しました。由利本荘市は秋田県の南に位置する、県で最も面積の広い自治体です。由利本荘市の南側は山形県との県境になっていて、ちょうど県境のあたりに雄大な鳥海山がそびえています。秋田側からと山形側からで、全く違う美しい眺めを楽しむことができます。写真は、昨年の春に秋田側から撮ったものです。
本荘教会は1959年に幼稚園とともに設立されました。ステンドグラスがとても美しい教会で、ぜひお祈りに訪れていただけたらと思います。現在、幼稚園がこども園となり、新たに園舎を建て替えています。
今日はまずミサを行い、その後皆さんで意見交換の時間を持ちました。本荘教会共同体は、主日のミサの参加者が十数名の小さい共同体なので、教会の活動も皆さんができることを分担して全員参加型で行っているとのことです。ベトナム出身の方もおられ、多様性の豊かさを共同体に加えてくださってます。コロナ禍で様々な活動が休止状態になっていますが、来年はどのように再開していけるか、検討を進めていこうと話し合いました。課題の一つとして高齢化が挙げられましたが、教区大会で話されたとおり、高齢の方が教会にいるのはとても大切で、素晴らしいことだと思います。若い世代の信徒が、教区大会の時のように地区を越えてつながって活動することが続いていけば、という意見もありました。本当にその通りだと思います。主任司祭の新立神父様が、教区の優先課題についての分かち合いをこれから進めていきましょうと呼びかけ、意見交換の時間を締めくくりました。豊かな時間に感謝いたします。
成井大介司教