昨日、山形県舟形町の新庄教会にて雪の聖母祭が、また本日は公式訪問が行われました。
大雪が度々ニュースになる新潟教区において、新庄教会は最も積雪が多い教会の一つです。年に2度ほど屋根の雪下ろしが必要で、雪下ろしの直前は屋根に積もった雪と地面に積もった雪がつながるほどです。
新庄教会は、今から30年以上前に移住してこられたフィリピン人女性が中心となって立ち上げられた教会共同体です。今は日本人、ベトナム人信徒も加わり、ホスピタリティーと笑顔のあふれる賑やかな共同体です。
雪の聖母に献げられた新庄教会では、毎年2月の前半の日曜日に雪の聖母祭を行います。聖母の取り次ぎを願ってロザリオの祈りを唱え、その後ロザリオに見立てて作られた、ろうそくの光が灯された小さなかまくらの道を進む聖母行列を行い、大きめのかまくらに聖母を安置し、ろうそくと花を献げ、祈るのです。今年は風もなく、比較的あたたかい天気で、聖母行列を行うのにはこれ以上無い夜となりました。コロナ禍が比較的収まってきていることもあり、日が沈んだ後の行事であるにもかかわらず20名を超える参加があり、新庄教会の信徒だけではなく、地域の方、また町内会の会長も参加してくださいました。地域の行事になっていけば良いなと思います。来年の雪の聖母の集いには、ぜひ多くの方に参加していただけたらと思います。<カトリック新庄教会ウェブサイト>
今日、日曜日は11時からミサを行い、その後意見交換。私の方からは、5月にコロナ関係の対策が緩和されること、また新潟教区宣教司牧方針が出されることに関連し、地域に福音的価値観を広めていく共同体として宣教に取り組んでいただきたいとお話ししました。訪問する度に元気を分けてくださる新庄教会の皆さんに感謝!