聖心の布教姉妹会本部訪問

私は新潟教区で活動してくださっている修道会の本部を数年に一度訪問していますが、今日の午前に神奈川県藤沢市にある聖心の布教姉妹会を訪問いたしました。

聖心の布教姉妹会は1920年、神言会司祭で、新潟知牧区と名古屋知牧区の初代知牧区長を務めたヨゼフ・ライネルス師により秋田で創立されました。以来、日本の多くの地で宣教司牧に取り組んでこられ、新潟教区でも秋田の他に新潟で幼児教育、児童福祉、医療などの分野を通して地域の人々の間で神の愛を証してくださいました。現在は新潟の修道院は閉鎖されましたが、秋田市内で聖園学園短期大学、附属幼稚園、保育園、天使園、老人介護施設などで約25名のシスター方が活動しておられます。

今日は新潟教区の状況、特に今年発表された宣教司牧方針について紹介し、今後の展望について意見交換しました。新潟教区では、2000年に複数の修道会合計で100名のシスターが活動しておられましたが、昨年末で48名まで減少しました。そんな中、秋田で宣教司牧に取り組んでくださることに心から感謝いたします。また、新潟市の寺尾にあるカトリック墓地には、新潟で働き帰天された聖心の布教姉妹会のシスターの合葬墓があります。このお墓も、私を含めて新潟の信者にとって大切な存在となっています。様々な形でともに歩んでくださることに感謝です。

成井大介司教