聖霊学園についての報告

2025年3月1日

聖霊学園についての報告

                                   新潟教区カリタス委員会

新潟教区のみなさま

✙ 主の平和
先日、カリタスジャパンの聖霊学園の視察に同行いたしましたのでご報告させていただきます。ご承知の通り、秋田市の聖霊学園は、2023年7月の大雨によりライフライン設備が水没し、電気、水道、ボイラー設備がすべて使用不能になるなど、大きな被害を受けました。しかし、多くの方々のあたたかいご支援と、校長先生をはじめ、学校関係者、生徒のみなさまのご努力によって、多くの設備を回復することができたとのことです。また、水害が激甚災害に指定されたため、ある程度の補助が期待できるというお話もお聞きしました。

設備を見学させていただきましたが、水没していた地下室には新しいボイラーが設置され稼働していました。現在、学校生活に大きな支障はないとのことでしたが、壁の変色など水害の痕跡が多く残っていました。気がかりなこととして、図書室の本棚にも書庫に本がないということです。水につかった本は、カビの原因にもなるため図書室では使用できません。これらを元の状態に戻すためには相当な費用と時間が必要ですので、お手伝いできることはないか考えています。

教会に来る子供や青年の数が減小するなかで、若い世代に福音の種をまくことのできる場所はとても大切です。わたしたちができることは限られますが、何ができるのかを祈りのうちに探してゆきたいと思います。

当時、完全に水没していた地階への階段です。

  ピカピカのボイラーです。

       図書室では、空の書棚がたくさんあります。

 

※ 今回、昨年7月25日から26日にかけて発生した、最上川大雨被害の視察の

同行も計画しましたが、豪雪のため中止しました。