高田教会で性虐待被害者のための祈りと償いの日

新潟教区では、四旬節第2金曜日の性虐待被害者のための祈りと償いの日を、その前後のどちらかの日曜日に実施しています。今年の活動は2月21日にお知らせしたとおりで、特に今日実施した教会が多いと思います。毎年この日にあわせ、司教が一つの教会を訪問し、ミサを捧げ、お話をしていますが、今年は高田教会を訪問しました。主任司祭の伊能神父と共同司式でミサを捧げ、皆でともに性虐待の被害を受けられた方のために祈り、「カトリック新潟教区ハラスメント防止宣言」を唱え、あらゆる形のハラスメントを防止する決意を新たにしました。ミサの後は私の方から、こうした問題は「虐待する人の個人的な問題」であるのと同時に、誰もが被害者、加害者になりえること、そして、自分の共同体全体で子どもたちを大切に育てていくという意識を持って、自分事として、共同体のこととして受け止めていきましょうとお話ししました。

ともに大切な時間を過ごせたことを感謝いたします。

成井大介司教