2021年2月26日
新潟教区の皆様
カトリック新潟教区 司教
パウロ 成井大介
2021年 受難の主日・聖なる三日間の典礼・復活の主日について
典礼秘跡省は今もなお世界で続く新型コロナウイルス感染症の拡大を鑑み、2021年2月17日付けで「司教と司教協議会に対する2021年の聖週間祭儀に関する覚え書き」を発表し、聖週間の典礼に関するガイドラインを示しました。この内容は、ほぼ昨年の聖週間のために出された覚え書きと同じ内容になっています。
今後、現在の感染状況や警報レベルが新潟教区3県において継続する場合、新潟教区では今年の聖週間の典礼を、2021年1月8日付けの新潟教区の感染症対策を取った上で、公開で行うことができます。こうした現状に基づき、新潟教区としては以下の要領で聖週間の典礼を実施していきたいと思いますので、各小教区、修道院での対応をよろしくお願いします。
受難主日(枝の主日)のミサ
今年に限り次のことに注意してください。
- 当日、特別な儀式をしなくても司祭は枝を祝福することができます。
- 第一型式、第二形式の入堂を行う場合、互いに十分な距離を取れるようご配慮ください。
- 受難の朗読は、充分な距離を取り、マイクは共用しないでください。
聖香油のミサ
聖香油のミサは、新潟司教座聖堂にて3月31日(水)10:00から執り行われます。
聖木曜日
今年に限り次のことに注意してください。
- ミサ中の洗足式は省かれます。
- ミサの結びに行われる聖体安置式は、参列者の行列を省くなど、密にならないようご配慮ください。
聖金曜日
今年に限り次のことに注意してください。
- 祭壇の前では、床に伏さず、ひざまずいて祈ってください。
- 受難の朗読は、充分な距離を取り、マイクは共用しないでください。
- 顕示された十字架の前で、深くお辞儀をして礼拝してください。決して、十字架に触れたり、接吻したりしないでください。
復活の聖なる徹夜祭
今年に限り次のことに注意してください。
- 光の祭儀を行うにあたっては、互いの距離を保てるようご配慮ください。火とろうそくの祝福や、行列を省くことも可能です。
- 行列を省く場合、聖堂は消灯し、朗読台のそばの燭台に立てられた復活のろうそくに司祭が火を灯し、復活賛歌が唱えられます。
復活の主日・日中のミサ
通常通り行ってください。
様々な制約の中で聖週間の典礼を行うことになりますが、死に打ち勝つ復活のいのち、暗闇の中に輝く希望の光、隔たりを乗り越える神の愛を、聖週間の典礼を通して共同体として受け止め、喜びに満ちた御復活を迎えることができますように。