2021年11月18日
カトリック新潟教区の皆様
新潟教区における新型コロナウイルス感染症への対応について
カトリック新潟教区司教
パウロ 成井大介
日頃から新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ教会活動にご理解、ご協力くださり、心から感謝申し上げます。
専門家によっては、第6波が来る可能性が指摘されているものの、現在は日本全国における感染症拡大がかなり落ち着いてきております。特に、新潟教区においては新規感染者が出ない日が多く、3県の警戒レベルもそれぞれ下げられてきております。
これにともない、新潟教区といたしましてもこれまでの基本的な対策を一部緩和することにいたしました。具体的には、2の互いの距離を1メートルとし、4の全員での歌唱を、適切な環境を整えた上で実施することとします。クリスマスなどの人が多く集まる行事を含め、この基本的な対策を各小教区でそれぞれの事情にあわせて判断し、実施してくださるようお願いします。
今後感染が再拡大する傾向があれば、またもとの規制に戻します。状況を把握し、県などの自治体のルールを遵守しながら、今できる活動を柔軟に行って参りましょう。
2021年11月18日付けの対策
- 密集・密接・密閉を避け、マスクの着用、手指消毒を行って下さい。
- 聖堂その他の教会の施設内では互いに1メートルほどの距離を保ってください。なお現在同居している方々は、一緒に着席して結構です。
- ミサを含む室内での集会では、換気を行って下さい。冬の間は暖房の関係で換気が困難になることが予想されますが、少しでも空気が入れ替わるよう工夫して下さい。
- ミサなどの集会において歌を歌うときは、会衆から距離を保った場所からの独唱や聖歌隊の歌唱にするなど、工夫して行って下さい。会衆席全員での聖歌の歌唱は、参加者の間隔を広く取ったり、また換気その他の対策を十分行えるなど、適切な環境を整えることが可能な場合、小教区で判断して実施してください。
- ゆるしの秘跡は、狭い告解部屋で行うのでは無く、密集・密接・密閉にならない環境で行うようにして下さい。
- 献金は献金袋を回すのでは無く、固定された献金箱に各々が入れるようにするなどの工夫をお願いします。
- 聖体拝領は手で受け、舌での拝領は避けて下さい。
- 聖水盤は、使用を控えてください。
- 椅子やドアノブなどの殺菌を実施して下さい。
- 年齢による参加制限は行いません。しかし、高齢者、持病のある方、健康に不安のある方は、命を守ることを最優先にして行動して下さるようお願いします。
- 熱や咳、のどの痛み、味覚や嗅覚が無くなるなどの症状がある方は、参加を控えて下さい。
- ミサなど、人が集まる集会では、参加者の名前と連絡先を記録に残し、万が一の時に備えるようにして下さい。情報の取り扱いについては十分注意し、後日破棄して下さい。
- 濃厚接触に該当するような行為、例えば握手や近距離での長時間の会話は避けて下さい。
- 当面の間、飲食をともなう会合は自粛して下さい。
- 主日のミサにあずかる義務をすべての信徒の方を対象に免除します。いのちを守ることを最優先に行動して下さい。
- 判断に迷う事柄については教区事務局にご相談下さい。
これ以外にも、日本カトリック司教協議会の「感染症流行下における秘跡・典礼挙行のガイドライン」を参考にしてください。