祖父母と高齢者のための世界祈願日を迎えるにあたり

2022年7月7日

カトリック新潟教区
主任司祭、奉献生活者の会院長各位

 

祖父母と高齢者のための世界祈願日を迎えるにあたり

 

 昨年より教会は、7月の第4日曜日を「祖父母と高齢者のための世界祈願日」として定め、祈りを捧げ、行事を行っています。今年出されたメッセージの中で、教皇フランシスコは、「わたしたち」という主語を多用し、ご自分も含めた高齢者の方々に対して、世界の人々が兄弟姉妹として平和に生きていく世界を作っていくよう呼びかけます。「わたしたち祖父母や高齢者には大きな責任があります。自分の孫に注ぐ、理解ある優しいまなざしと同じまなざしで他者を見ることを、現代の人々に教える責務です。」
 また、「本当のところ、聖書が教えているように、長寿は祝福であり、老人は疎まれる存在ではなく、いのちを豊かに与えてくださる神のいつくしみの生きたしるしです。」と述べ、高齢者の特別な役割について教えます。皆様、ぜひメッセージ全文を読んでくださるようお願いします。
 多くの高齢者がおられる新潟教区の教会共同体は、まさに祝福にあふれた、神のいつくしみを証する共同体です。7月24日の年間第17主日のミサにおいて、この恵みに感謝する祈りを共同体として捧げてください。そして、シノドスの歩みを続ける私たちが、教会に来ることの難しい高齢の方々、社会の中で孤独や病気に苦しむ多くの高齢者に祈りや実践のうちに寄り添っていくことが出来るよう、各共同体で話し合ってください。
 高齢の方々の上に神の豊かな祝福をお祈りいたします。

カトリック新潟教区
司教 パウロ 成井大介

 

祖父母と高齢者のための世界祈願日を迎えるにあたり(PDF)
(教皇メッセージ QRとURLが載っています。)