今日は妙高教会を公式訪問しました。妙高教会は高田教会の巡回教会で、赤倉温泉スキー場の近く、リゾート地のペンションが建ち並ぶ地域にあります。敷地内には赤倉山荘と名付けられたロッジ(温泉つき)があり、教会学校の合宿や青年活動など、幅広く使われています。また、住宅型有料老人ホーム、妙高みこころの家が教会の裏にあります。妙高市は、観光で来る若い方がたは多いものの、地域の少子高齢化はかなり進んでいます。教会が、そうした地域のニーズのために貢献しているのは素晴らしいことです。
さて、わたしは昨晩高田教会に一泊お世話になり、今朝は高田教会で2回のミサを担当しました。2回目のミサは子どもミサで、10名ほどの子どもたちが参加しました。二つの朗読を子どもたちが担当し、第一朗読を日本語で、第二朗読はタガログ語で読まれました。二人とも小学校低学年ですが、きっと何度も練習したのでしょう、とても上手に読んでくれました。
妙高教会では2時から主任司祭の伊能神父様(フランシスコ会)と共同司式でミサ、その後聖堂で宣教司牧について意見交換しました。教会でも高齢化が課題ですが、それにもまして、日曜日に仕事がある信徒が多いため、なかなか主日のミサに来ることができないという状況は難しい問題だと思いました。社会が大きく変化し、日曜日が休みでは無くなった今、どのようにして共同体としてともに歩みを進めることができるのでしょうか。簡単に答えが出ることではないと思いますが、考え、話し合うことを止めてはいけないと思います。
聖堂での意見交換の後は、赤倉山荘に移ってお茶をいただきながら楽しくお話。よい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。妙高教会はとても美しく、あたたかい雰囲気の教会です。ぜひ尋ねてみてください。
成井大介司教