今日まで、2泊3日で新潟教区司祭の集いが新潟県胎内市で行われました。2名の司祭がZoom参加となりましたが、24名の司祭が集い、交わりと学びの時を持ちました。ともに福音を生き、証する司祭団として歩むことができる恵みを感謝しています。
一日目は、各小教区、奉献生活者の会共同体で行われた宣教司牧方針に関する分かち合いの結果のまとめを読んで感じることを分かち合いました。まずわたしの方から、多くのことが素早く変化していく時代にあって、新しい人、状況、文化などとどのように関わっていくのかということを、Interculturality(諸文化の交わり)という姿勢を基本に据えながらお話ししました。それから、今、そして今後10年間、新潟教区で特に取り組むべき課題は何なのか、どのように取り組むのか、小グループに分かれて話し合い、全体会でまとめを報告しました。
2日目は、地区割りや近隣教会において、司祭と信徒が協力して行う司牧体制について意見交換しました。新潟県と山形県では、ひとりの、または複数の司祭が複数の教会を回りながら司牧する状況になっています。また、各教会の活動、例えば教会学校や黙想会なども、ひとつの教会で行うことが困難になってきています。このような状況にあって、司祭と信徒が協力してどのような教会活動を行えるのか、分かち合いました。これらの二つの分かち合いで出てきた意見は、宣教司牧方針の作成を担当している宣教司牧評議会に伝えられ、参考にされます。
3日目は2021年に出された「未成年者と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン」について、Zoomで大塚司教様にご説明いただき、学びの時を持ちました。新潟教区では昨年、セクシャル・ハラスメントについての意識調査を行い、問題の啓発に取り組みました。今後も継続して研修を行い、教会全体としての意識を高め、ハラスメントの予防に努めていきたいと思います。
ともに集い、祈り、話し合い、食事をするというのは、お互いに力をもらえる大切な事ですね。恵みの時に感謝。
成井大介司教