2023年カトリック新潟教区・平和旬間のお知らせ
十主の平和
カトリック平和旬間の季節がやってまいりました。
今夏の新潟教区の平和旬間の行事は、さいたま教区の長澤正隆助祭をお招きし、講演と平和祈願ミサを行ないます。
日本のどこの教会にも外国籍の信徒が多くいて、地域社会を支え教会を支えています。日本で働く外国籍の労働者数は、昨年の10月の統計で182万人です。同じ神の霊をいただき神を礼拝し共にミサをささげる教会共同体においては、今や日本人や外国籍という意識の垣根はなくなってきているのが実情です。
そのような社会と教会の現実の中で、「非正規滞在」に追いやられた外国籍の人たちの、最後の拠り所となっている「北関東医療相談会」の活動を紹介しながら、それらの活動を通して「私のガリラヤを生きる」長澤助祭の講演会です。
新潟教区の各小教区、修道院におかれましては、特に平和旬間の期間8月6日から15日、神の平和が各小教区共同体、信徒各人において実現し、それが世界に波及していきますようにお祈りしましょう。なお、当日の講演会は録画され、後日、配信される予定です。
2023年7月2日・教皇様の動画「平和のために絶えず祈り続けよう」
日本カトリック難民移住移動者委員会第16回「仮放免」生活の実態
2023年
カトリック新潟教区平和旬間
テーマ すべてのいのちを守るため(教皇フランシスコ訪日メッセージ)
副題 時流に流されずに生きる
キリスト者の視点…現場から
1・日時7月30日13時30分
2・会場カトリック新潟教会1 階
3・講師長澤正隆助祭(さいたま教区)
講師紹介
※カトリックさいたま教区助祭
※NPO法人北関東医療相談会事務局長
※【NHK】こころの時代「私のガリラヤを生きる」出演
【初回放送2022年7月】
※苦境にある人々を救おうとイエスが赴いた地、ガリラヤ。
入管行政の狭間などで存在を軽んじられた外国人困窮者
のために奔走する聖職者の歩み
※2023年5月23日に参議院法務委員会で開かれた
「入管難民法改定案」の審議に参考人として意見を陳述。
4・プログラム
13時30分講演
15時30分平和祈願ミサ
カトリック新潟教会小聖堂
5・講演内容
1997年から群馬県太田市で始めた外国籍の人たちのための医療相談会の活動内容。2021年3月名古屋にある入管施設で死亡したスリランカ人女性ウィシュマさんの事件でにわかにクローズアップされた日本の入管行政。
日本での在留資格が得られずに「非正規滞在」となった外国人が直面している「仮放免制度」の実態は、「就労・国民健康保険への加入」などが認められないという過酷なもの。
「すべてのいのちを守るため」という福音の本質に根差したキリスト者の、時流に流されない世界を見つめる視点と生き方について、講演を通して学ぶ。
主催・カトリック新潟教区・正義と平和委員会