3月7日、8日と、東京の日本カトリック会館にて日本シノドスが開かれました。これは、日本全国15教区から司教と、司祭、修道者、信徒各一名が集い、昨年10月にローマで行われた第16回シノドス総会で用いられた識別の手法、「霊による会話」を実践するための集いでした。
新潟教区からは、世代や性別、地域など、なるべく様々な背景を持った人々に参加していただこうと考え、高田教会で国際部や教会学校などの活動に従事しておられる堀田ミラさん、秋田の聖霊高校、聖霊幼稚園で教えておられる聖霊会のシスター片山桃子、教区シノドス担当司祭の大瀧浩一神父に参加をお願いしました。お忙しい中、時間を取って積極的に参加してくださったことに感謝いたします。
霊による会話は、様々な背景や意見の違いを持つ人々が、神の導きに信頼し、互いの声にしっかりと耳を傾け、祈りのうちに具体的な答えを導き出す識別の方法です。上の、二日目の休憩時間に撮影したインタビューでミラさんが仰っていますが、人の意見を聞いた後に沈黙の時間を取り、祈りながら思い巡らすという方法は、神に心を開き、それぞれの理解を深め、グループとして違いを排除せずにともに一つの答えにたどり着くために素晴らしい影響を与えると感じました。大瀧神父も言っているように、今後、新潟教区でもこの方法での分かち合いを広めていけたらと考えています。
ビデオでそれぞれ一言ずつ感想を話していただきましたので、ぜひご覧ください。
成井大介司教