10月19日(土)、新潟市の万代シルバーホテルにて、第51回新潟教区カトリック保育者研修会が開かれました。コロナ禍が始まる前からの、久しぶりの対面での開催となった今年、新潟、山形、秋田の幼児教育、保育施設、また児童養護施設から約170名の先生とチャプレンが集いました。毎年持ち回りで各地区が準備を担当してくださっているのですが、今年は中越地区の各園が担当してくださいました。様々な計画、調整を担当してくださった真壁神父様をはじめ、各園の園長、先生方、素晴らしい研修会を計画してくださり、ありがとうございました。また、教区幼保連盟担当の佐藤允広神父様、お疲れ様でした。
講師として遠く山口県から来てくださったのは、イエズス会の片柳弘史神父様で、「神様の愛をどう伝えるか」~マザーテレサの実践に学ぶ~という演題で二つの講話を担当してくださいました。新潟教区では、すべてのカトリック施設がチャプレン制度を取り入れ、定期的に幼児、児童、教員、場合によっては保護者にキリスト教についてお話ししています。しかし、幼稚園からこども園に移行し、保育環境が大きく変わってきた中で、キリスト教についての学びを各施設で十分にすべての関係者の間で持つことはそれほど簡単ではなくなってきています。片柳神父様は、信徒、洗礼を受けておられない方、また司祭や修道者を問わず、今の日本社会におけるカトリック施設でどのように神様の愛を理解、表現し、伝えることができるのかということをとてもわかりやすく伝えてくださいました。感謝いたします。
なお、来年は秋田での開催となります。関係者の皆様のこれからの活動の上に神様の祝福を祈ります。
成井大介司教